こころに触れるうつ病白書

うつ病の人は人や物事に依存しやすい傾向があります。
うつ病にありがちな依存について知っておく事も大切です。

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うつ病と依存性の関係

うつ病の人は人や物事に依存しやすい傾向があります。

依存が先か、うつ病が先かというケースも少なくありません。

よくあるのが、恋人や友人への依存度が高い事です。

人に依存するというとあまり深刻なイメージがありませんが、依存という事自体が病気と考えるなら、アルコール依存性やギャンブル依存性と同じです。

恋人や友人に依存してしまうと、常に自分の存在を認めて欲しい、自分に気を向けて欲しいという気持ちが強くなるので、それが叶わなかった時に大きな不安に襲われます。

先に恋人や友人に依存していた事で、ストレスが大きくなりうつ病を発症する事もあれば、うつ病から恋人や友人に依存してしまう事もあります。

うつ病である事を告白しても、恋人や友達は自分を見捨てずそばにいて支えてくれるというのは、とても心強く励みになります。

しかし、もっと辛さを理解して欲しい、自分を丸ごと受け入れて欲しいと、どんどん欲が出てくると、それがかなわない時恋人や友人に依存するようになり、要求がエスカレートしてしまいます。

恋人や友人も、相手がうつ病だからと最初は親身になって話を聞いたり、相手の要求に応えたりしていますが、そのうち余りにもエスカレートしてくるので、次第に苦痛に感じるようになります。

しかしここで突き放してしまうと、絶望感から自傷行為や、衝動的に自殺をするという結果を招き兼ねません。

こういう時の対処法は、「適度な距離を保つ」事です。

実際には難しい部分もありますが、恋人や友人への依存からのうつ病、うつ病からの依存性のどちらにも共通しています。

人に依存してしまう人は、常に不安を抱えています。

尽くす事で不安を解消しようとするのですが、それ以上に相手に対して、理解して欲しい、受け入れて欲しい、認めて欲しいという気持ちが強く出てしまうので、それがかなわない時の反動が大きなストレスや不安になります。

こういう時は素人では太刀打ちできません。

依存されて突き放す事も出来ず、恋人や友人までうつ病になってしまっては本末転倒です。

手に負えない時は、医師や専門家に相談してみましょう。

うつ病からくる依存は、恋人や友人だけとは限りません。

アルコールに依存してしまう事もありますし、寂しさを紛らわすためにリストカットをする人もいます。

何かに依存してしまうと専門的な治療を受けないと克服できません。

時に入院が必要になるケースもありますから、早めに医師や専門家に相談してください。

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